2007年 06月 23日

あのひと あのひと



どうしているだろうか
どういう顔して すごしているだろうか

父さんとよべなくなった あのひと
父さんと呼ばなく なった あの日と

今日の距離が近いのか遠いのかわからない

大好きだった はずの あのひと

悲しかった だろう あのひと

今日の距離は はかれない

あのひとのことはもうよべない
あのひと今日はもうよべない

今日も懸命に俺は働いた
さしてたいしたはたらきでなくとも
今日も今日とて俺は振舞った
懸命に出来うる限り
出来るだけの出来ることを

「ただいま 父さん帰ったよ」といえば
三男が
怒られたのか、不機嫌そうに俺に言う「ただいま」

「おかえりなさいでしょ」
嫁が言う

よちよちあるいて
長女が俺に近寄ってくる

家に帰れば子供らが
俺をお父さんって呼ぶよ

あのひとは こんな日が ちゃんとあったかな
あのひから だれにも おとうさんとよんでもらえなかった あのひと

いちばんかなしい あのひとのあのひと 
いちばんたのしい あのひとのあのひと

すべてたして わって ひいて かけても

おとうさん ありがとう
いまだいぶだいじょうぶ

さようならは夏の日のめまいとしたよ

あのひとはすきなひと
おぼえてるだいすきでかけよってだきついたあのひ

あのひから 遠く離れて いまは
あの人に近づいてる
年齢やなんかが
おれは 遠くはなれていくように 歩いてるつもりだ

あの日のあの人から

かなしい景色はもう うんざり
もっとたのしいを俺にみせて

だいすきだった
あなたを
ゆびさして
「あの人もう違うのって」いった
あのひから どれぐらいはなれられたかな

もうよばないよ
あなたをあのひとだなんて

あなたはおとうさん

あのひとはあのひのあのひと
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# by naritaria | 2007-06-23 00:49 | 酒飲んで酔ってメモ